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無事帰ってきました

今日の夜、ビクトリアに戻りました。あっという間の8日間の旅&遠距離の彼との再会。

行程は、ビクトリア→トロント→オタワ(スケートおよび友人との再会)→ケベック(Mt. Tremblantでのスキー)→ノースオンタリオ(彼の親戚宅、雪深い森の中のコテージ)→トロント(彼の親戚宅)→ウィットビー(トロント郊外の彼の両親宅)→トロント(彼の親戚宅)→ビクトリア。

先週12日の土曜日にトロントへ到着し、空港で遠距離の彼と落ち合う。彼はメキシコに1ヶ月滞在した後、オーランド経由でトロントへ予定より遅れて到着。ゲートを出たらすぐ落ち合えるかと思っていたら、私のほうが先に到着し空港で2時間くらい待ってようやく会えた。彼とは去年の12月に会って以来、約2ヶ月ぶりの再会だった。トロントの空港はターミナルが3つあり、国内線の発着するターミナル1は新しいガラス張りの建物で広々していたが、けっこう空いていてガランとした雰囲気だった。トロントの空港からレンタカーを借りて、まずはトロント市内の彼のいとこの家に立ち寄り、それからトロント郊外の彼の実家へ行った。ラッキーなことにレンタカーは真っ青なPTクルーザーとかいう新車で、これから数日間の旅行に大活躍してくれた。本当はその日のうちにオタワに向かう予定だったが、彼の実家に着いた時点でもうすでに夕方だったので、オタワへは翌日向かうことになった。

2日目の日曜日、予定では昼ごろにはオタワに着いて、午後ゆっくりスケートを楽しむはずだったのだが、二人とも移動疲れで起きたら8時半すぎ。彼はスキーパンツを探して結局見つからず出かけるのに手間った上、彼のお兄さんの家にも立ち寄ったため、さらに時間が経つ。オタワでお世話になる友人にはお昼過ぎに着くと言っていたのに、ずるずると遅くなり到着は夕方4時近くなってしまった。Yちゃん、Nさん、待たせてしまってほんとごめんなさい。友人宅に到着した後、スケートの準備をして出かけたが、スケートの前に彼の友人とも合流してお茶をして、氷の彫刻を見学して、ビーバーテイルと呼ばれる名物お菓子を食べ、それからようやくスケートに繰り出した。以前夏に見たリドー運河はすっかり凍って、数キロも続く天然のスケートリンクになっていて感激したが、ほとんど日が暮れてからのスタートですごく寒くて、1時間も滑らないうちにスケートは終了。その後は友人宅で美味しい手料理、サラダ&チキンウイング&オリーブとトマトのパスタ、をご馳走になって楽しいひと時を過ごした。

3日目、バレンタインの月曜日、もともとの計画では早朝出発でケベックにあるスキーリゾートに向かうはずだったのだが、オタワでお世話になった友人がクロスカントリースキーに連れて行ってくれるというので、お昼前にオタワ近郊のGatineau Parkへ出かけた。初めてのクロスカントリースキーは雪の上のジョギングというイメージだったが、慣れてくるとスッスッと進めるようになって、なかなかいい気分になった。コースの途中で、暖炉の炊いてある山小屋(シェルター)で一休み。クロカンはダウンヒルと違って、スキー板が細くエッジが効かないので、下り坂では慎重にバランスをとりながらコースに沿って滑った。普段使わない内股の筋肉を使ったので翌日は多少筋肉痛になった。さて、クロカンを楽しんだ後は、いよいよケベックのMt.Tremblantに向かうが、その前にオタワのアウトドアショップで彼のスキーパンツ(といっても普通のウインドブレーカーみたいなの)と私のスキー手袋を調達。お店でもたもたして、私たちがオタワを出発したのは、またも夕方近くになってからだった。しかも、彼がカナダ全域の大雑把な地図しか持っていなくて、スキー場に向かう高速道路を間違え、その間に雪もだんだん降り積もってきて、スキー場へのドライブはちょっと心細かった。結局途中のガソリンスタンドでまともな地図を購入して、その後は順調なドライブで夜8時半過ぎに宿泊先のホテルまでたどり着いた。おなかがペコペコだったので、ホテルのレストランで夕食をとることに。コックさん(ホテルオーナー)はスイス人の恰幅のいいおじさんで、美味しいディナーを振舞ってくれた。私は初めてカリブーのパイ包みをいただいたが、お肉がとても柔らかくて感激。こじんまりしたアットホームな宿で静かなバレンタインの夜を過ごした。

さて、翌日15日はMt.Tremblantでの本格的スキーを思う存分楽しんだ。スキーセットは山のふもとでレンタルしてゴンドラで山頂へ。ケベックでのスキーだから寒くて大変じゃないかと心配していたけど、ラッキーなことにこの日はとても暖かく、気温は最高プラス2度。ときどきガスがかかって周りの様子が見えにくいこともあったけど、それ以外は曇りでまずまずのお天気。夜の間に雪が降ったおかげで、ふかふかの新雪を滑ることが出来た。Mt.Tremblantはコースが大まかに山の南側と北側に分かれていて、全部で80以上のコースがある。北側に新しく出来たというThe Edgeというコースは木々の間を滑り抜けられてとても気持ちがよかった。平日の割には意外とたくさん人がいたけれど、ほとんどリフト待ちの時間もなく、1日でめいいっぱい滑ることができた。今回が私にとってはカナダで初の本格的スキー体験。スキーを満喫できて最高だった。

でも、スキーリゾート滞在はたったの1日。午後4時前にはスキーを切り上げ、その日のうちに次の目的地、ノースオンタリオの彼の親戚宅に向かって出発した。Mt.Tremblantから彼の親戚宅はかなりの距離で、オタワを経由して目的地に到着したのは夜の11時半。目標の到着時間は夜10時だったんだけど。。スキーの後に、ひたすらドライブを続けた彼はなかなかタフ。途中はガスがかかったり、雪が降る中、街灯もなく人っ子一人いないようなエリアを、いくつも通り抜けた。前後に車が1台も見えないときは、なんだか別世界にトリップしたような気分だった。彼の親戚のお家は、隣の家が見えないような森の中の素敵な山荘だった。私たちが夜遅くに到着したにもかかわらず、野菜たっぷりの暖かいスープと手作りハンバーガーでもてなしてくれて、とても親切にしていただいた。スキーとドライブの疲れで、その日はぐっすりと眠った。

次の日、山荘の家主である彼のおじ様とおば様は、朝8時半にトロントへ向けて出発しなければならないとのことで、一緒に朝食をとった後、私たちに後で戸締りをちゃんとするようにと言い残して先に出かけた。その後、私たちは家の目の前にある小さな湖にスノーシューを履いて散歩に行くことにした。お借りした最新のスノーシューはとても軽くて、靴を履いて歩くのとほとんど変わらない感覚だった。彼が湖は凍ってるからスノーシューで渡ってみようと言い出して、私ははじめ氷が割れるんじゃないかと気が気でなかったけど、雪にすっかり覆われた湖面を彼と一緒に歩いてみた。雪にウサギの足跡がいくつかあったけど、人の気配はまったくなくて、とても静かだった。湖を渡りきった後は、もうすっかりスノーシューで歩くのに慣れて、私たちは湖の上を一周して散歩を終えた。凍ったリドー運河でスケートをするのも変な感じだったが、湖の上を歩くのも私にとっては初めての体験でちょっと不思議な感覚だった。スノーシューの後、少し山荘でのんびりしてから、私たちもトロントに向かった。途中はとてもいい天気で、オンタリオの冬の景色を楽しみながらのドライブだった。トロントには夕方到着して、レンタカーを返却した。この日の夜はトロント市内の彼の親戚宅に宿泊した。

続く。。
by miffyinvic | 2005-02-20 16:02 | 旅と写真

カナダ西海岸で7歳児と二人暮らし


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