Ethical Consumption

1週間以上前になるが、学校でEthical Consumption Dayというイベントがささやかに行われた。日本語に訳すと、「倫理的消費の日」となるのかな。日ごろの私たちの消費が、地球全体にどういう影響を与えているのか、どうしたら環境を守れるのか、グローバル&ローカルな視点で考えてみようというイベントで、環境学の先生の講演などが行われていた。校内新聞のイベント関連記事でおもしろい数字が出ていたので紹介したい。

商品                       年間消費額
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化粧品                      180億ドル
ヨーロッパとアメリカのペットフード      170億ドル
香水                        150億ドル
海洋クルーズ                  140億ドル
ヨーロッパのアイスクリーム         110億ドル

社会的・経済的ゴール         さらに必要な年間投資額
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女性の性・生殖に関する健康向上     120億ドル
飢餓・栄養失調の廃絶            190億ドル
識字教育                     50億ドル
清潔な飲み水の配給              100億ドル
子供の予防接種                 13億ドル

The Worldwatch Institute State of the World 2004より抜粋)

みんながペットフードに使うお金で、どれだけ多くの子供たちを救えるか考えると皮肉なもの。上の商品カテゴリーはみんなぜいたく品。なくても生きていける。私も賢い消費者とはほど遠いけれど、カナダに来て節約生活をするようになってから、今までどれだけ無駄なものにお金を使ってきたか考えたりした。いわゆる先進国では物が溢れ返っているのに、次々と新しい商品が開発されていく。そして、テレビや雑誌の広告に乗せられて、人々は新しい商品を本当に必要なのか考える間もなく購入していく。激安商品が不当な労働条件で酷使されている子供たちの手で作られていたとしても、そんなことは知らずにただ安いからという理由で人々はその商品を手にする。止むことのない消費サイクルに生きる私たちは「生きること=買うこと」が当たり前のように生活してるけど、もっと「買わない」選択を増やすことは出来ると思う。今さら自給自足の生活に戻るというような極端な意味ではなくて、いろんな選択肢がある中で、自分のポリシーに合わない商品を「買わない」ことは出来そうである。
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Commented by 社会学勉強中 at 2005-03-20 18:44 x
意味深な数字ですね。

私のイギリス人の友人はボディショップで働いてます。理由は
「動物実験をしていないから。」
私のカナダの知り合いは毎朝バスの運転手さんに挨拶してます。
「何かあったときに知り合いになってたほうが協力し合えるから」

きっとそういった小さな行動が重要なんだろうな。
なんて思いました。
Commented by miffyinvic at 2005-03-20 19:09
私も知り合いのカナダ人の中には、食品にされる動物たち(鶏、豚、牛等)の飼育環境を改善するための運動をしている人もいます。それまで、自分が食べてる肉になる動物たちがどんな環境で育てられているのか、実際に考えたこともなかったのでちょっと反省しました。こちらではベジタリアン(菜食主義)の人も結構多いですよね。
by miffyinvic | 2005-03-19 17:24 | カルチャー | Comments(2)

カナダ西海岸で5歳児と二人暮らし。補助輪なしで自転車に乗れるようになったよ!


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