Health Psycのクラスで

今日はHealth Psychology(健康心理学)のクラスで、BCの州予算の約42%が医療費に使われてる話になった。そのコストは1時間で$1.2million、1日で約$30millionだそうだ。さて、カナダでも医療費の対象となる病気で高い割合を占めるのは、生活習慣病といわれるガン、心臓病、糖尿病等である。カナダ全体では1年間に男性10,000人が、女性8,000人が肺がんで亡くなるそうだが、BCでは肺がんになる人の90%が喫煙者だという。Health関連のクラスで健康志向の学生が多いせいか、喫煙者はほとんど同情されない。それどころか、喫煙者が肺がんになるのは自業自得、タバコを吸わない人が喫煙者の医療費をまかなうほうが馬鹿げてる、彼らにはペナルティを課すべきだ、などの厳しい意見が学生たちから出されていた。元喫煙者の私は、しかし、それじゃあ、砂糖と油たっぷりの食事をしてる人が病気になってもその人の責任だから、税金から医療費を出すのはおかしい、というのと同じ理論じゃないか、と思ったが。。ある学生からは、なぜタバコがこんなに体に悪いと分かっているのに法律で禁止できないのか?と質問が出た。先生の回答は、法律で禁止するとブラックマーケットができて混乱が起きる、タバコ産業への打撃が大きい、それにタバコから得られる多大な税収がなくなるのは政府にとっても不利益だから、ということだった。さらに、一般には喫煙者に多くの医療費がかかっていると思われがちだが、じつは喫煙者は非喫煙者よりも早く死ぬことが多いので彼らにかかる医療費は非喫煙者と比べたら少なく、逆に彼らが政府に貢献している税金のほうが多いかもしれない、という話だった。(でも、アメリカの調査では喫煙者のほうが非喫煙者より生涯の医療費が多くかかると結果が出ている。)生活習慣病の話になると目の敵にされるタバコだが、お酒、それに砂糖・油たっぷりの食生活、車中心であまり歩かない生活パターンも、多大な医療費に結びついているように思う。
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Commented by mori_mori_108 at 2005-09-22 23:16
闇市。昔起きたお酒の規制から学んだ教訓ですね。しかし、タバコやお酒、そして麻薬などなど、人間社会には、実に問題となりえるものが存在しますよね。
Commented by カナダの住人 at 2005-09-25 14:39 x
お久しぶりです。
すごくすごく納得です。中学校の先生をやっている人と以前 "SUPERSIZE ME" について話したことがあるんですが、健康に関する教育(体育とか家庭科とか)はお金がないから充実できないそうです。「医療費もだけれど、教育がなってないとねー。税金の使い方考えて欲しいよねー。」なんて話をした記憶があります。
基本的に北米の健康意識はゆがんでる気がします。ファーストフードとかピザ食べてサプリメント飲んで、みたいな。そしてcosmetic surgery をしてみたりとか。
うーん...不思議です
Commented by miffyinvic at 2005-09-26 06:47
moriさん、こんにちは。ほんとに、体に悪いって分かってるものでも、ある程度は必要悪ってことで残しておかないと、闇市→犯罪増加などにつながっちゃうんでしょうね。
Commented by miffyinvic at 2005-09-26 06:57
カナダの住人さん、ご無沙汰してます。ブログを英語で書かれていてエライな~と感心してます。こちらでは、健康とか栄養に関することを中学・高校ではあまり学ばないのかもしれませんね。知識があってオーガニックフードとか食べて健康的な食生活をしている人もいるけど、そういう人は少数派。彼らに聞くと両親の影響が大きいという人が多いです。やっぱり小さいときからの教育が大事ですね。。
Commented by kanbe48 at 2005-11-02 21:17
誰か私に丈夫な心臓下さい。
Commented by miffyinvic at 2005-11-04 16:09
kanbeさま、コメント残してくださってありがとうございます。詩集を出されているんですね。表紙のデザインがとても素敵です。実際に本をすぐ手に取れないのが残念。病気とともに生きることはとてもエネルギーのいることだと想像します。どんな状況であっても、今日一日を大切に過ごせたら、と思います。
by miffyinvic | 2005-09-21 14:08 | 健康 | Comments(6)

カナダ西海岸で5歳児と二人暮らし。補助輪なしで自転車に乗れるようになったよ!


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