環境心理学

今取ってるコースの1つにEnvironmental Psychology(環境心理学)がある。このコースの先生(Dr. Gifford)は、環境心理学の教科書の著者、そしてJournal of Environmental Psychologyの編集長でもある。とても知識豊富ながら、生徒に対してもとてもオープンに接してくれる、物腰の柔らかい感じの先生だ。先日のクラスで、今私たちが使ってる教科書の日本語訳が出版されたことを話してくださったので、さっそく先生に見せていただけないかとお願いしてみた。すると、日本語版の教科書が何冊か出版社から送られてきたが先生は日本語は読めないから1冊持っていっても構わないよ、と言ってくださった。日本語版は上・下巻に別れていて、今のところ上巻のみ出版されたそうだ。先生のお言葉に甘えて、製本されたばかりの上巻を1冊いただいた。
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環境心理学は心理学の中でも比較的新しい分野で、日本では建築学部などにコースが設置されていることが多いようである。環境心理学で学ぶテーマは「人間と物理的な環境(人工的に作られた環境-住宅、公共・商業施設、ビルディング、都市デザイン、および自然環境)とのやり取り」である。どんな人間の行動も物理的環境の影響なしには考えられないし、また人間の行動も環境に影響を与えている。そこに働く人間の心理は、ふだん見落とされてしまうことが多いのだけれど、人間と環境のいい関係を発展させるためは、もっと注目されてもいいのではないだろうか。そういう疑問から環境心理学が発展してきたという。環境心理学では人と建物との関係以外にも、人間の心理とスペース、プライバシー、人口密度、教育環境、職場環境、自然環境とのかかわりなど、幅広い内容を扱っている。UVicのクラスは試験以外にも実験レポートやペーパーがあってけして楽なコースではないけれど、環境心理学に興味がある人にとってはとても面白いと思う。
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Commented by NED-WLT at 2005-09-29 15:14
おおっ、非常に面白そうですね。購入しようと思ってアマゾンで探してみたのですが、ちょっと「環境心理学」という題名からだけだとみつかりません。出版社とISDNを教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
Commented by miffyinvic at 2005-09-29 19:15
出版社は北大路書房、ISBN4-7628-2448-8、定価4800円+税となっています。日本語訳は英語の直訳に近いので表現はちょっと固め。私は日本語版のほうがスピーディーに読めますが、英語で読むのが苦にならない人は英語版のほうが読みやすいかもしれません。
by miffyinvic | 2005-09-28 15:58 | 心理学 | Comments(2)

カナダ西海岸で5歳児と二人暮らし。


by miffyinvic
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