フレデリクトンでELP

さて、2002年の7月、ワーホリで最初の滞在地をアトランティックカナダをに選んだ私は、ニューブランズウィック州フレデリクトンにあるニューブランズウィック大学(UNB)で行われている5週間の夏季英語プログラム-English Language Program(略してELP)に参加した。学校をここに決めたのは、毎日3食付の寮生活で5週間毎日24時間英語漬けというプログラムなのに$2500程度と比較的割安だったからだ。ワーホリで行っても、しばらくは家や食事の心配がないのもありがたかった。

このプログラムはサブマリン(潜水艦)方式で有名で、開講式でもELPの潜水艦へようこそ!というアナウンスから始まり、生徒たちの各部屋のドアには潜水艦の窓をかたどった紙に手書きで作った表札が張られる念の入れようだった。そして、このプログラム滞在中は家族に電話するとき以外、英語しか使わないという誓約書を書かされる。この誓約はかなり厳しく、1回でも故意に日本語を話しているのをスタッフに見つかったら、プログラムを追い出されるほどだ。このプログラムで特に重視されているのは、とにかく英語だけでコミュニケーションをすること。間違ってもいいからとにかく話す、それができなければ身振り手振りでもいいから、とにかく英語で意思疎通を図るのが大切だと教えられる。どちらかというと会話重視である。

ほかの学校と違うと思うのは、ELPのメインターゲットがケベック州などに住むフレンチカナディアンだということ。そのためかどうかわからないが、ELPではイントネーションやリズム感のある英語を身に付けるようなレッスンが多い。プログラムの一環として、英語の歌を踊りながら歌わせるのも、英語のリズム感を楽しみながら学ぶというコンセプトから行われているようだ。フレンチカナディアンが半数を占めるこの学校で学べば、フレンチなまりの英語には抵抗がなくなりそうだ。でも、学校では生徒同士が間違った英語で話すので、なまりがきついと何を言っているのかさっぱりわからず、ストレスを感じることもあった。

このプログラムは内容はよかったが、正直言って、あまり私向きではなかった。なぜなら、私はのんびりとした個人行動が好きなタイプで、人と一緒にワイワイ何かやるのがあまり好きではなかったからだ。1日中、高校を卒業したばっかりの年頃のほかの学生さんたちと過ごす団体生活、授業の後も課外授業やミーティングが詰め込まれたスケジュールには、かなり疲れてしまった。5週間の間に何度か大きなイベントがあり、希望する生徒は自分の特技を披露したり、歌を歌ったりする機会があったが、私はそういう活動はほとんど見る側だった。

ELPに向く人は、団体行動が苦にならない人、学校の合宿のノリが好きな人、おしゃべり好きな人、忙しくても大丈夫な人、目立つのが好きという人、何か特技を披露したい人だろうか。元気で前向きで、知らない人とでもがんがん話せるタイプの人だったら、きっとこのプログラムをとても楽しめると思う。ついでに言うと(大事な情報かもしれないが)、潜水艦方式だけあって、寮滞在中はPCもテレビもなしの生活である。プログラム期間中だけは、PCやテレビに使っていた時間を、まわりの他の人たちと会話する時間に使いなさいというコンセプトなのである。ネットやテレビなしの生活なんて無理という人には、このプログラムは向かないだろう。

余談だが、UNBは校舎をSt. Thomas Universityと提携して使っており、ELPの生徒はSt. Thomasの寮やカフェテリアを利用していた。
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Commented by アイチンクオキー at 2006-09-30 03:23 x
わかる、わかる。あれはつらかった・・・。
プレッジバーベキューの瞬間は
いい思い出です。
by miffyinvic | 2004-10-03 16:20 | Comments(1)

カナダ西海岸で5歳児と二人暮らし。補助輪なしで自転車に乗れるようになったよ!


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