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5月16日:ジャスパーからレイク・ルイーズへ

16日夜の宿泊先はレイク・ルイーズだったので、午後にはジャスパーを出発して、コロンビア大氷原に向かいました。大氷原はロッキーを旅行するなら絶対外せない見どころ。実際の大氷原を歩くには、大きなキャタピラのついたスノーコーチと呼ばれる専用車に乗っていくのですが、こちらの営業時間は5時まで。最終回には絶対間に合わなくちゃと、急ぎ足で93号をドライブしました。でも、途中で見かけたマウンテンゴートは、旅行中初めての遭遇だったので、思わず車を停めました。ベストショットを狙ってる余裕がなかったので、ヤギたちがおしりを向けちゃってる写真ですが。。
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ジャスパーから約100キロ走り、大氷原に到着。さっそく自分たちの車を駐車場に停めて、チケットを買い、まずはスノーコーチ乗り場への連絡バスに乗り換えます。このバスは30分おきには出発していて最終回は夕方5時出発とのこと。私たちは4時半の回に間に合いました。大氷原のまわりの山や景色はユニークです。あまりに厳しい気候のため、木は何百年かけて育っても苗木のような大きさだと聞きました。
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私たちの乗ったスノーコーチはこれ。巨大なキャタピラは、氷になるべく負担をかけないための工夫なのだそうです。
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楽しいガイドをしてくれたベテランの運転手さんはとても陽気で、この仕事をとても誇りにしているようでした。30度以上の急坂道をいったん下り、それから雪上を登っていくと、コロンビア大氷原です。
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大氷原にはたくさんの足跡が刻まれてます。ここをハイキングすることも可能ですが、クレバスが多数あり危険なため、専門のガイドさんに同行してもらう必要があるそうです。さすがに氷の上は涼しく、長袖の上着があってちょうどいいくらいでした。それでも気温が高く、300メートル以上の厚さがあるという氷河の上に積もっている雪はどんどん解けていました。下の写真3枚は車窓からの景色です。1枚目はアンドロメダ山の氷河、2枚目はアンドロメダ山麓。
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3枚目はアサバスカ氷河の雪や氷が解け出して、勢いよく川になって流れていく様子。この水はサンワプタ川に流れ込むそうです。
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スノーコーチの乗降場には、初代号が飾られています。
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レトロでいい感じに見えますが、運転手さんの話だと、窓が開かず天気のいい日は車内がものすごい暑さになったうえに、乗り心地は相当悪かったとのこと。連絡バスで駐車場に戻って、後ろを振り返ると、スノードーム山を挟んで、左にアサバスカ氷河、右にドーム氷河が見えました。ここは地球規模で意味のある場所で、スノードーム山頂(三大陸分水嶺)から流れ出す水ははるか遠く太平洋、大西洋、北極海の三方に流れ着くのだそうです。
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さあ、この旅行もあと少し。コロンビア大氷原を出発してわりとすぐの場所、Big Bendと呼ばれる展望台の目の前には雄大なシーラス山(左)とサスカチワン山(右)がそびえます。(この写真はジャスパーに行くときに撮影。)
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もう少し先へ行くと、岩壁に流れる滝で有名なウィーピング・ウォールをハイウェイ沿いから見ることができます。
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レイク・ルイーズ方面に向かう途中、クローズされてたはずのペイトレイクへの道路がオープンしているのに気付き、もしかしたらここ数日の暖かさで状況が変わったのかもと思って行ってみました。そしたら、ご覧のとおり。
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ここから30分くらい頑張ってハイキングすればペイトレイクを一目見ることができたのかもしれませんが、私たちはあまりの雪道に阻まれてギブアップ。レイク・ルイーズは小さな町でレストランの数も少なく、夜遅くまで開いてる店はあまりなさそうだったので、ここからは夕食にありつくため真っ直ぐレイク・ルイーズに向かいました。長かった観光はこれでおしまいです。この日はレイク・ルイーズのお洒落なホステルに泊まり、プライベートルームの部屋が狭いねぇと言いながらもぐっすり眠りました。翌朝(17日)バンフでレンタカーを返却し、エアポートシャトルでバンフからカルガリー空港に行き、ビクトリアに戻りました。帰りの飛行機からは自分たちでドライブしたロッキーマウンテンを上空から眺めて、感慨深かったです。空から見ると、ロッキーマウンテンはまるで地球表面の大きな皺のようで、長い年月の間に作られたその地形の不思議さに興味を惹かれました。ロッキーマウンテンには、まだまだ見るところ、行くべきところがたくさん!またいつか訪れる日を夢見ながら、この旅行記を終わります。

この旅行を一緒に実現してくれた友人のMちゃん、本当にどうもありがとう!
いつもとは違うカナダの魅力を発見して、たくさんの楽しい思い出ができた素敵な旅でした!
お互いにドライブの自信もついたね(笑)

この長い旅行記にお付き合ってお読みくださった皆様にも感謝します。
どうもありがとうございました!
by miffyinvic | 2006-06-02 17:56 | 旅と写真

カナダ西海岸で7歳児と二人暮らし


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