今日読んだ本

宮本政於の書いた『「弱い」日本の「強がる」男たち』を読んだ。この著者は、アメリカで精神分析医をしたあと、日本の厚生省に入り、自らの経験を「お役所のご法度」にまとめて出版した人である。「お役所のご法度」はアメリカ・ドイツ・フランスでも翻訳出版されており、日本の官僚社会の実態が海外にも注目されることとなった。しかし、お役所に与えたあまりにもショックが大きく、1995年に「役所の秩序を乱した」という理由で、著者は懲戒免職されてしまったそうだ。残念ながら、筆者はその後フランスに移住したが、51歳で亡くなったという。それを知って悲しくなった。きっと立ちはだかった官僚社会との戦いは、想像を絶するストレスだったに違いない。今、お役所は少しは体質改善されたのだろうか??組織の体質が変わるには相当時間がかかるから、今でも案外実態は同じなのかも?というのが私の推測である。私が読んだ『「弱い」日本の「強がる」男たち』では、お役人として生きる人々の精神構造や、海外赴任した日本人のカルチャーショックの構造が、精神分析的視点から描かれていて、日本人の甘えの構造が指摘されている。内容は主に男性について書かれているが、甘えや精神的未熟度の点では、女性にも当てはまることがあると思う。欧米の同年代の人たちがすごく大人に見えるのは、彼らの精神的な自立度が違うからかもしれない。
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by miffyinvic | 2004-08-14 00:55 | ひとこと | Comments(0)

カナダ西海岸で5歳児と二人暮らし。補助輪なしで自転車に乗れるようになったよ!


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