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留学までの英語の勉強(社会人時代-2)

英検は過去のものとなり、今やTOEIC全盛だが、私もその後TOEICのための勉強をした。始めて英語を使う仕事で力不足を実感し、きちんと勉強しようと、今度は池袋にあるTOEIC対策専門のエッセンスイングリッシュスクールに行くことを決定。ちょうど教育訓練給付金の制度ができて、授業料の自己負担がとても少なくて済むようになったので、これはいい機会とさっそく給付金を利用した。本当にTOEIC対策に絞った学校で、日曜日のみの集中コースを取ったが、宿題もたくさんあり、授業もめいいっぱい詰め込んでハードなコースだった。ひたすらTOEICの模擬テストを繰り返す授業では、対策と傾向をしっかり教えてくれて、TOEICの点数がどうしても必要な人が必死の形相で授業を受けていた。生徒の多くは、日曜コースということもあり社会人だったと思う。初めてのTOEICでは確か600点未満だったが、8ヶ月で810点まで伸びた。この頃から、実際に海外で暮らしてみたい、前からちらっと考えていた語学留学をしてみたいと真剣に考えはじめる。それにはもう少し貯金が必要だな~と思っていたときに、ちょうど、日本語と英語両方でウェブを作る仕事に就くことができたのだった。

しかし、その仕事の面接のとき、はっきりこう言われたのを覚えている。「TOEIC810点か~。たいしたこと無いな。その程度じゃ、仕事ではほとんど使えないよ。」 海外赴任経験もたくさんあるベテラン社員の方にそう言われたので、ちょっと悔しかったが、同時に妙に納得してしまった。私が所属した部署は、TOEIC900点台も当たり前、海外の外国人社員や取引先と英語で交渉をするような人たちがわんさと集まるところだったのだ。ほとんどの社員さんたちが海外赴任で海外に何年も住んだことがあり、とても刺激を受けた。実際に英語をバリバリ使って仕事をしている人たちを間近に見て、資格だけでは仕事にならないことを目の当たりにしたのも事実。しょっちゅう海外出張をする人たちに囲まれ、他人事ながら、海外へ行くことがとても身近なことに思えてしまった。この職場に出会えたのは、自分にとって本当にラッキーで、この時の経験が実際にカナダに行く大きなステップになった。
by miffyinvic | 2004-07-25 02:26 | Uvic

カナダ西海岸で7歳児と二人暮らし


by miffyinvic