2006年 03月 28日 ( 2 )

日本の英語教育にひとこと

ホームステイでカナダにやってきた日本人の中学生は、中学校の授業以外に、日本で6歳からあるいは10歳から英語を習ってきたそうです。でも、カナダに来てナマの英語を聞いても理解できない、英語で話せない、書けない。日本で5年、10年と英語教室に通っていても、全く使える英語が身につかない。私も日本で学校の授業以外に英会話教室に通ったけれど、ほんとにあれはお金の無駄だったと思ってます。英会話学校と英会話の先生の収入を助けただけ。もちろん、英会話学校に行ってたことは、海外に行くモチベーションを高めるには役にたったと思うので全くメリットがなかったわけではありませんが。本当に使える英語力を身につけるには、長い間英会話学校にお金を払い続けるよりも、早いうちに実際に英語を話す国で勉強するほうがはるかに効果的だと思います。(海外に行ったことがなくても素晴らしい英語力を身につけた人も例外的にはいます。)

前にも書いたかもしれませんが、日本人にとって英語が難しいのは、英語を聞く耳をもっていないからとよく言われます。0歳から1歳の間に赤ちゃんは自分のまわりで話されている言葉の発音を自然と聞き取れるようになりますが、この間に耳にしなかった発音は聞き取れなくなるそうです。人は生まれてから最初の1年間に生きていくのに必要な言葉の発音を身につける特訓をしてるようです。だから、生後1年間に毎日数時間でも英語を聞く機会があったら、もしかしたら英語を聞き取る力がUPするかもしれません。(あくまで私の勝手な推測で、科学的根拠はありません。誰か実験してくれる人いませんか?)

日本では、ケーブルテレビに申し込まなければ、英語の番組を見るチャンスもほとんどありません。英語教育がこれほど盛んなのに、なぜ??って不思議で仕方がありません。日本が本気で英語の話せる人材を増やそうと思ってるなら、普段の生活で英語に接することのできる環境を作ることは必須なのでは?自然な会話のスピードで話される英語を聞く機会がなければ、英会話学校や授業で習う英語と実際の英語のギャップに気がつくこともできません。映画だって、日本語字幕つきで観ていたら、なんとなく意味は分かるようになるけど、英語だけ聞き取って内容を理解できるまでの英語力は身につきません。英語だけで放送される無料のテレビチャンネルが日本ではなぜできないのでしょうか?日本に住む外国人も増えているのだし、24時間英語オンリーのチャンネルを誰か提供してください。

ついでに言えば、英語教育も重要だけど、世界の5~6人に1人は中国人だってことを考えたら、英語だけでなく中国語の必要性も今後高まるはず。自分ができてないからあまり偉そうなことは言えないけど、日本は近隣諸国の言葉や文化を勉強することも、もっと大事にしたほうがいいと思います。こちらの大学の大勢のアジア人留学生は日本語を第2外国語として勉強しています。日本も、高校や大学で中国語を勉強できる機会をもっと増やしたらどうでしょうか?今の日本の雰囲気では、実現は遠そうですが。。

Excite エキサイト : 社会ニュース 小学校英語、必修化を提言 中教審、高学年で週1時間

コメントくださった、askascpaさんの記事も帰国子女受入れ校の状況が書いてあって面白く読ませていただきました。
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by miffyinvic | 2006-03-28 18:37 | 海外から見た日本 | Comments(21)

ADHD(注意欠陥多動性障害)

学級崩壊が話題なってから日本でもADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorderの略)が注目を集めるようになった。ADHDは発達障害のひとつで、物事に集中できない、自分の行動を制御できない、周りの状況に行動を合わせられない、などの症状を示し、現在は脳の発達異常によって引き起こされると考えられている。

この発達障害はイギリスで1902年に初めて報告されてから100年以上経っているが、日本でADHDの研究はまだそれほど多くない。なにしろ、日本では子どもの発達障害の専門家が、精神科医・脳神経学者合わせて全国に500人程しかおらず、両親や担当の先生が子どもたちのことを専門家に相談したくても簡単にはできない状態らしい。幸いにも、ADHDの子どもの親が中心になって設立したNPO法人えじそんくらぶなどの努力によって彼らを取り巻く状況は以前と比べるとだいぶ改善してきているようだけれど。

Webの記事で読んだのだが、厚生労働省による公式のADHD治療ガイドラインはまだ準備段階であり、アメリカやカナダでは一般的に処方されているリタリンなどの薬は日本ではADHDの治療薬としての認可を待っている状態だそうだ。今は、もしも子どもがADHDと診断されても、その治療薬あるいは行動療法は健康保険が適用されないという。

子どもの発症率は世界全体を見ても約2~9%となっているし、日本の調査では約2.5%~7.7%という数字が出ていて、小学校の1クラスに1~2人はADHDを持つ子どもがいる可能性が高い。日本でのADHDに対する理解と治療のための環境整備が急がれる。子どものADHDが疑われるのは、だいたい子どもが幼稚園や小学校に通うようになってからだ。両親が先生から子どもの問題行動を指摘されて初めて気付かれることが多い。ただ、ADHDという言葉が知られるようになり、先生が簡単に子どもをADHDだと決め付けるのではないかと危惧する専門家もいる。

アメリカでは子どもをADHDと診断すること自体の議論もあるし、治療については子どもに対する過剰な投薬も問題になっている。ワシントンの議会では2000年に国の問題として子どものADHDについて討論されたそうだ。この問題を扱ったビデオを授業で見たが、なかなか興味深かった。ビデオの内容はPBSのWebで見ることができる。
PBS Frontline: Medicating Kids
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by miffyinvic | 2006-03-28 15:45 | 心理学 | Comments(2)

カナダ西海岸で6歳児と二人暮らし。


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