カテゴリ:カルチャー( 25 )

食べ物の話

海外にいると、なぜか日本で食べていたものがやたら恋しくなることがある。

今日、ひさびさにカナダ・ビクトリアにいる友人とチャットしてその話題になった。彼女は「手打ちそば」が食べたいよーと言っていた。そのあと寿司パーティの話が出て、ビクトリアでは寿司用の生魚はどこで買えるのかな~という話題へ。

「スーパーで売ってる魚は生食は無理だよね」「うん、危険すぎるよね」「でも、寿司レストランがあるんだから、どっかで買えるはず」などなど。

彼女は日本の食材を売っているFUJIYAに聞いてみるそうなので、いい場所が見つかることを期待。ちなみにFUJIYAはビクトリアでは日本の食材や日用品が一番揃っているお店だ。値段もダウンタウンのSAKURAより安いことが多い。

さて、カナダから見ると、日本は本当に食に恵まれてる。特に東京は、安いものから高いものまでピンきりだけど、世界中の料理が食べられる。家庭料理だって、簡単に和風・洋風・中華風のものが作れるし、冷凍食品やお惣菜だってスーパーやデパ地下に行けば驚くほどの種類がある。食べ物に関しては、本当にパラダイスだと思う。

ビクトリアで、寿司・しょうが焼き定食・親子丼等は食べられるけど、ほんとに美味しいラーメンやそば・うどんのお店はない。(ごく一部のリッチな人たちは別かもしれないが、)もちろん、美味しい脂身たっぷりの和牛のステーキや、本当に新鮮なお魚といいシャリをつかった寿司も、カナダでは味わえない。セブンイレブンで売ってる食べ物といえば、ホットドッグ、ハンバーガー、サンドイッチくらいなもので、和風・中華風のものは皆無である。当然のように、お米を使ったものは置いていない。多分、トロントやバンクーバーではもっとチョイスがあるだろうし、状況はだいぶましだと思うけど、それでも日本人にとって本当に美味しい手軽な店を見つけるのは難しいと思う。

カナダから帰ってくるときに一番食べたかったものはおにぎりとラーメンだった(笑)。こんな安いものでいいのか?と思うが、日本のラーメン、おにぎりのバリエーションは信じられないほど豊かで飽きない。カナダでは、仕方がないのでインスタントラーメンや手作りのおにぎりで我慢していた。食べたいものは自分で作るほうが多くなる。

東京にいると、自分で料理をしなくても何でも選んで食べられる便利さに慣れてしまって、カナダにもうじき帰るのが惜しい気がする。そうだ、友人に頼まれた練ゴマ(白)を探して、忘れずに買って行かなくちゃ。
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by miffyinvic | 2004-08-25 00:48 | カルチャー | Comments(4)

日本は相当やばい?

はじめて香山リカの本をまともに読んだ。よくメディアに出てくる精神科医という認識はあったが、あまりに有名すぎる彼女の本は今まできちんと読んだことがなかった。しかし、彼女の本を読み、私たちの心の健康度はどんどん下がってきていると実感した。

本のタイトルは「<私>の愛国心」である。最近の世の中の流れは、気づかないうちにとんでもなく危険な曲がり角を曲がってしまったと警鐘を鳴らす。何か自由な発言がしにくい空気が垂れ込めてきていて、メディアが政府を批判するのを自主的に避けるようになっている。ちょっとでもその流れに逆らおうとすると、すごい勢いでバッシングされる現状は、イラク人質事件に関する掲示板をロムしていたときに私も肌で感じた。マスコミの世界にいる著者が、現場で同じような雰囲気をひしひしと感じるというのだからタダゴトではないのだろう。今、世の中がとても感情的になっていて、メディアが「○○が悪い」と言えば、大勢の人が「そうだ、○○が悪いに決まってる」と同調して声を荒げる。一歩立ち止まって、メディアの言ってることが正しいのか考える人たちは、どんどん減っているのだろうか。それとも私が掲示板をロムしていたように、考えても思ったことを黙ったままの人たちが多いのか。

今や重要な法案も私たちがよく分からないまま変えられてしまっている。この本によると、精神病の患者と判定された犯罪者が、その後も他人に危害を加える可能性があると精神科医や裁判官に認められた場合、半永久的に精神病院に強制入院させることができるという法律が通ってしまったそうだ。言い換えれば、その犯罪者(患者)が再び他人に危害を加える可能性がゼロでない限り、病院に閉じ込めておけるのである。精神病にかかわってきた人たちが今まで築いてきた砦があっという間に壊されてしまったと香山は言う。

一方で、若い子たちは自分の身の回りのことにしか関心を示さない傾向が強くなっているそうだ。自分や身近な物事ばかりに意識を集中して、出口のない迷路をさまよい続け、生きづらいとこぼすという。自分の心の内側ばっかりを見ていると、何も見えなくなってしまうのだろう。本当は何も見えなくて当たり前-なぜならそこには実体のあるものは存在しないから-なのに霞の中に何かが見つかるんじゃないかと必死に探すから、疲れ切ってしまうのかもしれない。(過去、私にもそういう時があった。)今の時代、外からの評価はとても良く、すごく活躍してると言われているような子たちでも、本人は生きるのが苦しくてたまらないと言うそうだ。香山が「他にも同じように苦しんでいる人がいる」と言っても、彼女たちは安心するどころか「他人の苦しみは関係ない、今苦しいのは私」と自己中心的な反応をすることが増えたという。

そんな話を聞くと、世の中ここまで変わったんだと唖然としてしまうが、今、自己中心的で感情的でキレやすくなっているのは、若い子ばかりではなく、大人も同じな気がする。

おまけ:読みすすみながら、私は著者の才能に感動してしまった。たくさんの現象から共通する何かを見つけ、筋道立てて説明するうまさに脱帽である。(おおげさかな、、普段あまり小難しい本は読まないから、そう思うのかな)
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by miffyinvic | 2004-08-23 02:01 | カルチャー | Comments(2)

ちょっと古い記事だが

月例報告 00年05月(森岡洋一郎/松下政経塾 20期生)
カナダ ~多元社会の民主主義から~その2

この記事を読むと、カナダ人とアメリカ人の意識の違いが少しわかるかも。
大体のカナダ人はアメリカ人と一緒にされるのを嫌う。
もちろんMolsonのCMの影響が大きかったのだろうが、「Z」をジーと読むと、カナダ人は『ここはアメリカじゃないんだから「ゼッド」と読めっ』て冗談交じりに主張する人もいる。

そういえば、マイケルムーア氏の映画「ボーリング・フォー・コロンバイン」でも、
表現は誇張されていたが、カナダとアメリカの違いを面白く描いていた。

カナダ生活2年目の私も、友人からアメリカはどう?って聞かれると、
私がいるのはアメリカじゃなくてカナダ!一緒にしないで、、と思う。
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by miffyinvic | 2004-08-15 10:21 | カルチャー | Comments(3)

お皿の洗い方

きっと多くの人が欧米に行って「えっ?」と思うのは、向こうの人のお皿の洗い方ではないだろうか。日本では、洗剤で洗ったあと当然のように水でジャージャー流して泡がなくなるまでよくすすぐ。しかし、欧米人の家庭では、かつて宇多田光のミュージックビデオのワンシーンで見たようなお皿の洗い方を実際にやっている。泡がついたお皿に5秒くらい水をかけて終了である。ひどい場合は、2つのシンクの片方に洗剤の入った水、もう片方にきれいな水を貯めておいて、まず洗剤の入った水にお皿をつけておき、ちょこっとブラシでこすって洗う。次にお皿をもう片方のシンクの水につけて取り出して、あとは布巾で拭いて終了。最悪の場合(これは男性に見かけるパターン)は、ちょっとブラシでこすって洗った後、そのまま布巾で拭いてしまうやり方。最後に水で流してない。お願いだから、泡ついたまま拭かないでーーー!と思ってしまうが、郷に入れば郷に従うしかない時もある。やはり、あまり親しくない人の家にお邪魔したときは、とやかく言えないのであきらめるしかない。付き合っている彼もめんどくさいと水でちゃんと流さないので、水で泡を流してって頼むのだが、やっぱり私から見るとはイマイチきちんとすすげていないのだ。で、お皿洗いはもっぱら私が担当になってしまった。
ついでに言うと、欧米ではお皿洗うスポンジで、シンクとかコンロの上とか掃除してしまう人も多い。しかし、これも私には抵抗がある。頼むから一緒に使わないで、と内心思うことがしばしばある。
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by miffyinvic | 2004-08-10 22:32 | カルチャー | Comments(0)

うつになったときの対処法

うつになった人へのアドバイスにも、お国柄を感じることがある。

日本では、「ゆっくり休みなさい、休養しなさい」と言われる。
それは日本人が働きすぎだから言われるのか?
ゆっくり休んで自分と向き合ってゆっくり考えるのもひとつの改善策だ。

カナダでは、「運動しなさい、体を動かしなさい」と言われる。
運動して血行の循環を良くし、脳からアドレナリンを出させることで、
気分から変えていこうという作戦だ。

以前、私がすごく落ち込んでいた時にカナダで言われたのも、「最近エクスサイズしてる??」だった。スポーツする気も起きないほど気分がブルーだったので、当時は人の気も知らないでよくそんなこと言うよと反発したが、心理学で勉強して友人の言葉もあながち間違いではなかったと納得した。彼自身も調子が悪いとすぐ「そういえば、最近エクスサイズしてなかった」と言っている。確かに、運動すると気分がすっきりすることが多い。もし最近気分が落ち込み気味という人は、ジムに通ってみるのもいいかもしれない。

(これはあくまでも軽いうつ気味の人へのアドバイスです。重症な人は、まず心療内科や精神科に行って相談するのが先決です)
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by miffyinvic | 2004-07-31 00:38 | カルチャー | Comments(0)

カナダ西海岸で5歳児と二人暮らし。


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