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カナダのボーイスカウト

うちはシングルマザーで、息子は残念ながら現在父親との接点がゼロだし、お祖父ちゃんや親戚も皆遠い日本だし、大人の男性との接点が少ないわけです。幸いにも同じアパートに住む男性でピエールに我が子のように接してください人もいるし、アパートの管理人さんも息子が話しかけたりするとちゃんと相手してくれる親切な人ですごくありがたいのですが、しばらく前に思い出したのが、自分のいとこたちがかつて日本のボーイスカウトに参加していたことでした。いとこたちは、しっかりした大人になって仕事のキャリアもあり頑張っているので、もしかしたらボーイスカウトがいい影響を与えたのかなと思ったわけです。

昔は男子のみ、あるいは男女別で運営されていたスカウトも今は男女混合グループなので、カナダではシンプルに「スカウト」と呼ばれているようです。スカウトのグループ活動では、年上の男の子や他の子のお父さんたちと接して、いろんなことを教わる機会ができるので、息子に良いかもと思って入れることにしました。ちょうど近所の消防署/警察署の敷地内にスカウトの施設があって行くのも便利だし、体験に行ったら以前に同じ保育園に来ていた子もメンバーだったので、息子も安心してスタートできました。スカウトは独特のルールや呼び名などがあって、まだ私には??ということもたくさんあるのですが、息子は週1回夕方のグループ活動にとても楽しそうに参加しています。建物の中でも外でも、他の子供達と一緒に大いに走り回って遊べるのがいいです。そうやってエネルギーを発散する場所があるのは、子供には大事なことな気がします。ついでに夜はぐっすり寝てくれて親も助かる!

今週末は、初めてのスカウトキャンプに息子と参加しました。キャンプ自体は、キャビンに一泊で、食事やスナックは提供されるし、お天気は曇り時々雨でしたが、それほど寒くなかったので快適でした。ただ、布張りのバンクベッドは慣れていないので夜はあまりよく眠れませんでした。息子はよく寝てたみたいだけど。

今回のイベントは年1回の同じ地区に所属するグループ全部が参加する大きなキャンプで、下は5歳から上は17歳くらいまでの子供達が参加。息子たちのビーバーという5−7歳のグループは子供全部で10人、8−10歳くらいのグループは30人くらい、ティーンエイジャーも15人くらいはいたでしょうか。ティーンのグループでも、5歳くらいからずーっと続けているという子供たちが何人もいて、スカウトを通じて一緒に色々なことにチャレンジしながら成長できる友達ができるのは貴重だと思いました。日中は、年齢別のグループごとに活動してハイキングやカヌーをしました。外で遊ぶのはやっぱり楽しい!カヌーは雨に降られずに幸いでした。夜は全員で大きなキャンプファイヤーの周りを囲んで座り、キャンプについて回想したり、歌ったり、グループごとにスキット(コメディの短い劇)をしたり、チアーというグループでの応援をしたりしました。でもなぜか特別の時以外は拍手はしてはいけないそう。不思議ですが何か理由があるのでしょう。年頃の子供達はサポーティブな環境の中、大勢の前で何かを発表する機会を与えられて、今の彼らにはプレッシャーもあるだろうけど、大人になった時に役立つスキルが身につきそう。

息子はキャンプも、歌や音楽、人前での発表も好きなので、スカウトに合ってそう。うちは一人っ子なので、保育園/学校以外で少し年上の子供たちと一緒に遊べるのも貴重です。自分もスカウトを通じて同じ地域の他の親御さんたちと知り合って、一緒にキャンプやハイキングなど他のアウトドア活動に参加できるのはとても良い機会です。まだ始めたばかりですが、長く続けられたらいいなぁと思います。余談ですが、カナダのスカウトには「No One Left Behind」というプログラムがあり、低収入の家庭は年会費などの一部を補助してもらえます。金銭的に余裕のない家庭でもできるだけ参加できるような配慮があるのはとても助かります。

by miffyinvic | 2017-04-24 15:46 | 子育て

カナダ西海岸で7歳児と二人暮らし


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