カーリル・ギブランの詩
2006年 01月 25日
新しい命が生まれることは、いつも素晴らしい奇跡だと思います。
そういえば、いつか私のブログで紹介したいと思っていた詩があります。
私はしばらく前に知り合いのかたのブログを通して知ったのだけれど、
これから子育てする人、今子育て中のたくさんの人に贈りたい詩です。
あなたの子どもは あなたの子どもではない
子どもは「生命」の渇望からの子どもである
子どもは あなたを通ってくる
しかし あなたからではない
子どもは あなたと共にある
しかし 子どもは あなたのものではない
あなたは 子どもに愛を与えることが出来る
しかし 考えを与えることは出来ない
子どもは 自分の考えをもっているのだから
あなたは 子どもの体を 動かしてやれる
しかし 子どもの心は 動かせない
子どもは 明日の家に生きている
あなたは それを訪ねることも 見ることもできない
あなたは あなたの子どもを 思い通りにしようとしてはいけない
人生は 後ろに退き 昨日にとどまるものではないのだから
あなたは 弓である
そして あなたの子どもらは
生きた矢としてあなたの手から放たれる
弓をひくあなたの手にこそ 喜びあれと
(カーリル・ギブラン作/霜田静志訳)
仕事がら、子どもに接する事が多いのですが、親が手をかけすぎている子も、かけなさすぎのまま育った子も、どちらもいろいろな所でマイナス面がちらっと見え隠れします。たくさんの心の愛を与えて、放ってあげてほしいものです。